(第1章続き)

 

「ネットビジネス」こそが最強・・・。

 

その事実を知った私は、まるで何かに取り憑かれたように、
「ネットビジネス」に関するありとあらゆる情報の収集に勤しんでいた。

 

胡散臭いブログやサイトを徘徊しまくったり・・・

誇大広告染みたメルマガに登録しまくったり・・・

 

まぁ、いずれにしろ、当時は高校生という身分だったため、
その手段は全て無料で出来る範囲に留めざるを得なかったから、
大量の時間が奪われる事はあっても金銭的リスクを負う事は一切なかった。

 

と言っても、当時のネットビジネス業界は、

 

「楽!簡単!コピペだけ!初心者でも稼げる!」

「アンケートに答えるだけで現金10万円プレゼント!」

「○○○ロボットに全てお任せ!月収100万!」

 

このような明らかに詐欺まがいの情報で溢れ返っていたし、
それとは反面、一見マトモそうな情報を見つけたと思いきや、

 

「続きはこちらの(有料)教材で!」

 

といった謳い文句で肝心の核心部分は隠されていたから、
より具体的な方法論や実践的なノウハウの収集は難しかった。

 

至極、当然の事だろう。

 

所詮、無料で知れる範囲内の情報などタカが知れている。

 

悲しいかな、この世に何でもかんでも無料で価値提供するような聖人なんて、
現実的に考えてみれば、ほぼ存在しないだろうし、

 

そんな偽善者じみた真似をビジネスの世界でしていては、
遅かれ早かれ倒産を迎えてしまって、
さらなる他者貢献も出来なくなってしまうだろうから。

(親切が裏目に出るってやつ?)

 

ただ、いくら無料の情報に限界があるとしても、
その質が余りにもクソ過ぎるクオリティであったのも事実。

 

(本当に実力のある人はいくら無料であっても、
決して手は抜かずに、レベルの高い情報を提供するはずだ。)

 

だから、お金を払って得る情報も同様にクソである可能性も十分あったし、
何より、当時は大学受験を間近に控えていた高校生だったから、
情報商材などの有料教材へお金を投じる程の資金が全然なかった。

 

とてもじゃないが、

 

「お母さん!情報商材買いたいから3万円ちょうだい!」

 

こんな狂気じみた事を口にするのは無理だ。

(参考書などに代用するのもアリかと思ったが、そこは良心の呵責が・・・)

 

そういった事情があったものの、
限界までGoogle検索を駆使してみた結果、
なんとか「ネットビジネス」の全体像は掴めた。

「ネットビジネス」で一番オススメの手法は・・・

一応、この時点で分かっていた事は、
一口に「ネットビジネス」言っても、

 

・情報起業(インフォプレナー)

・アフィリエイト

・せどり・転売

・コピーライター

・ウェブコンサルティング

・ユーチューバー

 

大雑把に言えば、これくらいの種類があるらしく、
それぞれを簡単に説明してみると、

 

・情報起業(インフォプレナー)→自分で商品作って、集客して、販売する

・アフィリエイト→他人の商品を紹介して、その仲介料を得る

・せどり・転売→ヤフオクやアマゾンでモノを安く買って高く売る

・コピーライター→他人の商品の広告を書いて、その売上の一部を得る

・ウェブコンサルティング→他人のビジネスにアドバイスして、その売上の一部を得る

・ユーチューバー→動画を投稿して広告収入を得る

 

このように言い表せるわけだが、
個人的には一番やりやすそうな「アフィリエイト」が候補に上がった。

 

当時はアフィリエイト全盛期だったというのもあるが、
やはり既にある他人の商品を紹介するだけで報酬が得られるというのは最大の魅力だし、

 

それ以外にも、

 

・パソコン一台で実践可能

・0円〜数千円の資金で実践可能

・やり方次第では月に数百万もの収益

・仕組みが完成すれば後はほったらかしで稼げる

 

このような多大なメリットを「アフィリエイト」は兼ね備えているのだ。

 

(図解説明)アフィリエイトの仕組み

多くの見込客を自分のメディアに呼び込んで、
アフィリエイト(紹介)する商品を買ってもらう。

 

これだけと言えばこれだけで、
その収益化の流れ自体は何も難しい事はない。

 

勿論、この流れを円滑にしていくには、
ある程度の継続力や相応のスキルが要求されるだろうが、
それでも他の手法に比べれば費用対効果、コスパは一番のはずである。

 

たった「0円〜数千円」の費用で、
数百万もの莫大な利益を生める可能性を秘めているのだから。

 

よって、私は「アフィリエイト」への挑戦を決断し、
今度はそれに関連した情報を収集していく事になる。

7種類のアフィリエイト

その結果、「アフィリエイト」という手法の中にも、
細分化してみると様々なやり方、種類が存在すると判明した。

 

1.自己アフィリエイト

2.物販アフィリエイト

3.トレンドアフィリエイト

4.アダルトアフィリエイト

5.オプトインアフィリエイト

6.PPCアフィリエイト

7.情報商材アフィリエイト

 

この他にも多く見受けられたが、
主にはこれら7種類のアフィリエイト手法があるらしく、
それぞれ簡単に説明してみると、

 

1.自己アフィリエイト

→自分経由でアフィリエイト報酬を得る手法

(お小遣い稼ぎには丁度良いが、たったの一回きりのため長期性なし)

 

2.物販アフィリエイト

→楽天やアマゾン、A8.netの商品をアフィリエイトする手法

(割と様々なスキルが試される一方、報酬単価が数百円と低い)

 

3.トレンドアフィリエイト

→グーグルアドセンスなどの広告がクリックされるだけで報酬が入る手法

(初心者向けとされているが、報酬単価が数十円と低すぎる)

 

4.アダルトアフィリエイト

→18禁向けの商品、アダルティなサービスの広告を紹介する手法

(報酬単価は高いものの、その独特な特性から人を選ぶ)

 

5.オプトインアフィリエイト

→メルマガ登録などの無料案件を紹介して報酬を得る手法

(ハードルは低いものの、報酬単価の低いものが大半)

 

6.PPCアフィリエイト

→広告費を叩いて、多くのアクセスを獲得する(金でアクセスを買う)手法

(即効性はあるが、キーワード選定などの市場分析を間違えば命取り)

 

7.情報商材アフィリエイト

→ブログやメルマガを活用して高額な情報商材を紹介して報酬を得る手法

(報酬単価は爆発的に高いが、それ相応の高いスキルが要求される)

 

このように、それぞれの手法には一長一短の特徴があるため、
一概に「絶対これがオススメ!」とは言えないものの、

 

自分がアフィリエイト初心者である事、
一生涯、死ぬまで莫大な額を稼ぎ続けていきたい事、
苦労や困難は覚悟できている事などを総合的に分析してみた結果、

 

1→2(&3&5)→7

 

上記の流れのように、

 

まずは、1の自己アフィリエイトからネットで稼ぐ事の実感を得た後、(2、3万)
2のトレンドや3の物販、5のオプトイン等で確かな経験や実績を作りつつ、(月10万)
最後は7の情報商材アフィリエイトで一気にドカーンと稼ぐ!(月100万以上)

 

こういった作戦がベストなのでは?という結論に行き着いた。

(決して、この流れは鵜呑みにしないように!)

 

よし、やってやるぞ!

 

そう強く意気込んで、ついに私はネットビジネス実践への舵を切った。

 

後々、この決断が大きな失敗の元凶になるとも知らずに・・・。

 

(第3章へ続く)