岡田です。
今回は『コンテンツスカウターZ』というツールの評価レビューになります。
世間では絶賛気味のツールですが、
そうとは言い切れないと思った箇所があったので、
その点を踏まえつつ、詳しくレビューしていきます。
コンテンツスカウターZ
販売者:横山 直広(Catch the Web Asia Sdn.Bhd)
販売URL:http://cwapromotion.net/csz/lp/infotop/
Eメール:css@cwaplus.jp
使えない?コンテンツスカウターZ(横山直広)評価レビュー
まず、結論から言って、
『コンテンツスカウターZ』は必須ツールではない
これが私自身の率直な意見です。
その理由は主に2つ。
1.実質的に使える機能が限られるから
2.利用料金が「月額制」であるから
ツール自体の機能性としては申し分ないと言えるものの、
主に上記2点の理由から、
『コンテンツスカウターZ』は必須ツールではないと判断させて頂きました。
では、それぞれ追って解説していきます。
1.実質的に使える機能が限られる
そもそも『キーワードスカウターZ』で使える機能としては、
以下4つの機能が挙げられています。
1.「キーワード解析機能」
2.「見出し解析機能」
3.「 共起語解析機能」
4.「タグ解析機能」
簡単にそれぞれ4つを解説してみると、
1.「キーワード解析機能」
→ライバルが少ない&検索需要が多い、
「ブルーオーシャンキーワード」を発掘できる
2.「見出し解析機能」
→ライバルブログの見出し、タイトル、記事構成を把握できる
3.「 共起語解析機能」
→メインキーワードに付随する単語(共起語)を発見できる
4.「タグ解析機能」
→何が目的のサイトなのか、ライバルの強弱が分かる
・・・と簡単に説明してきましたが、
ぶっちゃけ、メインで使える機能としては、
1番の「キーワード解析機能」くらいしかないと思います。
やはり、星の数ほどあるサイトから自分のブログを上位表示させていくためには、
そんな星の数ほどいるライバル達が狙っていない、
且つ需要のあるキーワードを狙っていった方が効率的と言わざるを得ないからです。
ですので、私の方でもこの「キーワード解析機能」を備えたツール、
「COMPASS」や「キーワードスカウターS」を紹介してきたのですが、
それ以外の残り3つの機能については、
別になくても構わないかなと思っています。
強いて言えば、2番の「見出し解析機能」については、
ライバルサイトの全体像を容易に把握できるので、
ライバルリサーチの際にはそれなりに使えると思いますが、
それでも1と違って人為的には十分自力で行える範囲ですからね。
ましてや、3番と4番の機能なんかは、
以下の理由から、コンテンツ作成の際に絶対必須とは言えないと思います。
コンテンツSEOの本質
そもそも、多数のライバルを相手に上位表示を獲得していくためには、
そのプラットフォームであるGoogleの存在を考慮していかなければなりません。
そのGoogleが掲げる根本的な理念としては、
「価値のある有益なコンテンツをユーザーに届けていく」
これがGoogleの本質的な絶対的理念であり、
急速に進化発展を遂げているAI技術をその検索エンジンに反映させ、
人間以上のコンテンツ精査能力を研ぎ澄まし続けている現状から考えると、
被リンクは勿論、共起語やキーワード出現頻度、ライバルサイト分析などの
小手先のテクニックは次第に意味をなさなくなってきているんです。
これって、そうですよね?
価値のある有益なコンテンツ作成にとって最も重要なのは、
ユーザーの「満足度」を高めるコンテンツ
この一点こそが、Googleから上位表示を獲得するための最重要ポイントに他なりません。
「役に立った!」「面白かった!」「タメになった!」と思えるような、
ユーザーが心の底から満足できるコンテンツ作成に対して、
共起語やライバル分析などの小手先のテクニックは、
絶対に必要な要素とは言えないと思います。
まして、それが人間以上の「目」を持ちつつある検索エンジンであれば尚更です。
結局の所、一つの記事を読んで満足感をもたらす一番の要因は、
「質」なんですよ。
そして、その「質」を判断する際に、
今現在、Googleが指標としているものが、
・滞在時間
→訪問者はどの程度の時間、そのページに滞在したか
・巡回率
→訪問者はどの程度、そのサイトを巡回したか
これら2つの要素を基準として、
Googleは上位表示に価する質のあるサイトか否かを判断しているんです。
ですので、驚異的なスピードで圧倒的な進化を遂げていくGoogleを相手にしていく以上、
上記2つの必須要素に関連しない、追及できないものは邪魔でしかないため、
『コンテンツスカウターZ』の機能である、
3番の「 共起語解析機能」や4番の「タグ解析機能」は必須ではないと結論付けられます。
2.利用料金が「月額制」であるから
『キーワードスカウターZ』を利用するためには、
月額料金である2480円を払い続けていかなければなりません。
(先行価格の場合ですので、今後値上げの可能性もあります。)
もし、これが買い切り価格での2480円であれば、
十分すぎるほどの良質なツールだと思ったんですが、
月額料金で継続的に費用が掛かっていく事を考慮すると、
個人的にはあまりお勧めできませんね・・・。
やはり、この手のキーワードツールって、
検索エンジン集客を主体としたビジネスである限りは、
一生、使い続けていかなければならないツールだと思いますし、
先程の説明にもあったように、
『キーワードスカウターZ』における実質的な機能は、
1.「キーワード解析機能」
→ライバルが少ない&検索需要が多い、
「ブルーオーシャンキーワード」を発掘できる
2.「見出し解析機能」
→ライバルブログの見出し、タイトル、記事構成を把握できる
上記2つの機能に限られますので、
この2つの機能を利用するためだけに毎月お金を投じていくと考えると、
あまり賢い買い物とは言えないのではないでしょうか。
一年、二年と利用するだけで、
何万、何十万と費用が掛かり続けますからね。
まぁそれこそ、『コンテンツスカウターZ』に似たような以下のキーワードツール、
これら2つの買い切りツールであれば、
割と手頃な値段で一生使い続けらますから、
キーワードツールを利用したいなら、
上記2つのうちいずれかのツールをお勧めします。
ただ、上記2つのツールでは、
『コンテンツスカウターZ』にあった、
1番の「キーワード解析機能」は使えるものの、
2番の「見出し解析機能」は使用できないので、
もし、2番の「見出し解析機能」がどうしても気になるというのであれば、
一度お試しとして『コンテンツスカウターZ』を使ってみるのも良いのではないでしょうか。
まぁ、個人的にライバルサイトのリサーチは、
自分の目で行っていってもそこまでの労力は掛からないので、
そこまで魅力的には感じられませんでしたし、
見出しの構成だけでそのライバルサイトの全貌が分かる程、
ライバルのコンテンツリサーチは単純ではないと思います。
ライバルのコンテンツの「質」を判断する際には、
タイトルや見出し、全体的な構成だけでなく、
・ライバルはどのような冒頭文、説明文で読み手を惹きつけ滞在時間を伸ばしているか?
・ライバルはどういった対策を施してユーザのサイト内巡回率を高めているか?
こういった風に、実際にライバルサイトの中身を自分の目でチェックしない限りは、
その「質」をしっかりと見極めて、判断していく事は難しいと考えられるからです。
そういった値段と機能性の点を踏まえると、
結局、「キーワード解析機能」さえ使えればそれで良いのでは?と思いますので、
「見出し解析機能」がどうしても気になる→『コンテンツスカウターZ』
「見出し解析機能」は別に必要ない→『COMPASS』『キーワードスカウターS』
このような基準で選択していけば間違いないと思います。
以上、参考になれば幸いです。
岡田