岡田です。
今回は『メイン・サイト・リライター (MSR)』という文章ツールの評価レビューになります。
幸か不幸か、2014年に発売された商品なのに
インフォトップでかなり売れ続けているそうです・・・
『メイン・サイト・リライター (MSR)』
(株式会社T.P.L.Consulting 田嶋 秀一)
(http://main-site-rewriter.com/)
文章ツールは×？メイン・サイト・リライター MSR 評価レビュー
まず率直に言って、
私自身は文章系のツールは全て詐欺ツールだと考えています。
・文章自動作成ツールがアフィリエイトで稼ぐのに全く必須でない３つの理由
ただ、上記の記事では文章自動「生成」に焦点を当てていたため
この『メイン・サイト・リライター (MSR)』の手法である
他人の文章を書き換える「リライト」にはあまり言及していませんでした。
ただ、それでも基本的には上記の記事と同じで
「リライト」系のツールも完全論破は可能です。
何故なら、既に稼げている他人の文章を
いくらリライトしたところで
・そもそもツールごときの文章で読み手から高い反応を取る事は不可能
・Googleから高い評価を獲得する事がほぼ不可能
・多くのライバルが使用した際に発生する競合の激化、飽和の可能性
・自分自身のコピーライティングスキルの向上に全く繋がらない
こういった要因が覆ることはないからです。
よって、この『メイン・サイト・リライター (MSR)』のセールスレターで謳われている
・「SEO対策による上位表示」
・「成約率の高い文章」
・「自身の文章力の向上」
これらは絶対に有り得ません。
「SEO対策による上位表示」→不可能
まず、この『メイン・サイト・リライター (MSR)』
というリライトツールの具体的な機能としては、
１５万近くの文言をツール内にインストールしているため
どんな文章でも別物に変身させることが可能との事ですが、
まぁ確かに表面的に文章を違うものに変換可能なのは確かだと思います。
例えば、「私は彼と一緒に遊ぶのが好きだ」
という文章をリライトしてしまえば、
「私は彼と一緒に遊ぶのが好きだ」
→「僕はあの人と共に活動するのが好みだ」
といった感じで大きく意味を変える事なく
表面的にはいくらでもリライト可能です。
ただ、上記の例で分かるように、
これはあくまで「表面的には」の話であって、
文脈や意味合いを大きく変化させる事は出来ません。
『メイン・サイト・リライター (MSR)』のセールスレターでは
たとえこの表面的なリライトであっても、
Googleは機械的に情報を判断するだけだから大丈夫と言っていますが、
それは完全にGoogleを舐めすぎです。
まぁ2014年に発売したツールで少々時間が経っているので仕方ないのかもしれませんが、
現在のGoogleの検索エンジンの仕組みやアルゴリズムは
既に超高性能の人工知能レベルにまで到達してきています。
そのレベルは人間が文章を見て認識できる文脈や
その全体的な意味合いなどに対して
明らかな違和感を感じ取れるレベルにまで達しているという事ですので、
上記の例のようなリライト文章が
原文とほぼ同じと判断されてしまう可能性は非常に高いです。
もはや、Google検索エンジンの技術力は
機械的な判断などの次元ではないんですよ、もう。
2014年からわずか数年でそのレベルなんですから、
10年20年と更に時が経ってしまえば、
もうそんなリライトごときで天下のGoogleを完璧に欺く事など絶対に出来ません。
これはもう保証しますよ。
(仮にそうでなければアフィリエイター辞めます 笑)
まぁGoogleのアルゴリズムを上回る神ツールが誕生すれば別かもしれませんが、
それでもGoogleならその神ツールをも上回るシステムを一瞬にして構築しているはずです。
ホント、Googleには喧嘩を売らない方が身のためですよマジで 笑
「成約率の高い文章」→不可能
『メイン・サイト・リライター (MSR)』のセールスレター内には、
「優秀な営業マンのセールストークそのものの文章を手に入れ、
収入に直結するメインサイトを構築する」
・・・とありますが、残念ながらこれも不可能です。
「既に稼げている秀逸な文章をリライトすれば
表面的には異なっていても意味合いは同じだから稼げるはず・・・」
というのが魂胆なんでしょうが、
そんなリライト文章ごときで読み手を反応させて、
成約を勝ち取っていく事が本当に可能だと思ってるんでしょうか。
はっきり言いますが、文章の単語や表現を変えた所で
高い反応の取れる文章なんか作れませんよ。
何故なら、そんなリライト文章にはオリジナル文章にあった整合性や
一貫性までをも完璧にコピーする事は無理だからです。
「読み手に興味関心を抱かせ、信用共感を獲得し、商品購入へと行動させる」
こうした一連の流れを目的とした文章には、
一つ一つの文章や単語, 表現までの全てに対して確固とした意味があるのですから、
リライトすれば確実にその意味に狂いが生じて少なからず違和感が生まれる事になります。
現実にもたった一文字でも言葉が変わってしまえば、
成約率が大きく上下してしまうという事例がありますから、
言葉のパズルをちょっと変える事はコピーの世界では命取りにしかなりえないんです。
更にもっと言ってしまえば、
既に成果を上げているオリジナルの文章には
その執筆者の「想い」や「魂」といったものも含まれますので、
リライト文章ごときがそこまで真似る事など不可能です。
「想い」とか「魂」という言葉を聞くとスピリチュアルな感じがしますが、
これは先ほど説明した一文字でも変わってしまえば
成約率が上下するといった話と関連したものです。
一つ一つの文章や単語, 表現には確固とした意味があるといったのは、
その執筆者の意図や思考の投影の結果なのですから
「想い」「魂」と形容したのはこれに他なりません。
機械やツールが一流コピーライターの思考回路を全て網羅し尽くしたなら
それは例外かもしれませんが、まぁ私達が生きているうちには
そんな事は決して起こりえないと思います 笑
「自身の文章力の向上」→不可能
最後はこれですが、到底こんな話は実現し得ません。
『メイン・サイト・リライター (MSR)』のセールスレターでは、
「できるだけ多くの文章に触れていく中で
あなた自身が優秀な営業マンのセールストークそのものの文章を書けるようにする」
とありますが、確かにこの一文自体は正しいとは思うものの
その手段が根本的に間違っているので残念ながら不可能です。
まぁ予想出来ると思いますが、
その手段については以下の一文にあります。
「現段階ではできるだけ多くの素晴らしい文章に触れ、
それをMSRで置き換えることにより、収入を得ながら、
文章作成の訓練をしていただきたいと思います。」
明らかにおかしくないですか？
何故、「リライトしていく事＝文章作成の訓練」なんでしょうか。
いくらリライトを繰り返しても
文章力向上になんか１ミリも繋がりませんよ絶対。
多くの素晴らしい文章に触れていく事は、
その執筆者の思考回路や意図の本質的な源泉を明確に探っていくといった
地道な作業を繰り返していく事で初めて文章力向上に繋がるのであって、
表面的に触れるだけでは何の意味もないからです。
さらにそれに加えて、自分で実際に頭を悩ませながら
自分の手で文章を書いていくといったプロセスも経なければ
文章力やコピーラーティングの力など一切向上しません。
文章を生み出すのは自分の脳(思考)であって、
そこを鍛えなければ反応の取れる文章なんて書けませんから。
いくら筋トレのための知識やトレーニング法の学習にかじりついたところで、
実際にダンベル持ち上げて体を動かさなければ筋肉なんてつきませんよね？
それと同じです。
以上の事から、コピーライティングに関する知識のインプットならばともかく、
リライトする事が文章作成の訓練に繋がるはずがない事はもう分かって頂けたはずです。
ましてや、リライトで稼ぐだなんて・・・断じて有り得ません。
仮にこの『メイン・サイト・リライター (MSR)』を有効に使うなら、
本心からどうでもいいと思えるブログやサイトに書く文章であれば
ある程度は使えると思います。
俗に言うサテライトサイトや、読み手からの反応を必要としないトレンドブログ、
物販ブログでの商品選定などぐらいでしょうか。
(それすらもGoogleによるペナルティとかがあるのであまりお勧めはしませんけど・・・)
ただ、決してメインブログや
メルマガなどで使用するといった愚行は起こさないでくださいね。
あらゆる点でマイナス要素, 将来的に大きなリスクにしかならないと思いますので
大人しくコピーライティングの習得や強化に勤しんでいく事をお勧めしときますね 笑
以上、『メイン・サイト・リライター (MSR)』という文章ツールの評価レビューでした。
何か参考になれば幸いです。
岡田
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